大和屋竺『愛欲の罠』

いつまで経っても何と読むか覚えられない「ヤマトヤテンジク」(^_^; そう、あの名作シュール映画『荒野のダッチワイフ』(67年)の大和屋竺(あつしだよ、覚えときやがれ)の73年の幻の名作と言われた一発。
ストーリ?エエやんか、この際、忘れましょ。そんなのはどうでもいいんです。幻と言われるだけあって、めた、おもろすぎるのですよ。『荒野の~』と甲乙つけがたい。が、『荒野~』に比べたら、ずっとわかりやすいか。スジがわかったからどうなんだって映画であることは確かですが。シーンの切り替えがもう最高も何も、あぁ、清順ここにありって、これはいちおう清順の名前はクレジットされていないまでも、『殺しの烙印』(67年)に象徴される具流八郎の系譜を惹いているのは明らか。大和屋版『殺しの烙印』とでもいっておきましょう。
殺し屋(荒戸源次郎)のかっこ悪さがなんともすてきすぎます。
しかしさ、最近の例で言うと、松尾スズキみたいなもんじゃないでしょかぁ~~w いいねぇ、荒戸源次郎、いっぱいカラミシーンあって、やっぱプロデューサーの役得でしょかw
監督/大和屋竺
製作/荒戸源次郎 脚本/田中陽造 撮影/朝倉俊博
出演/荒戸源次郎, 絵沢萠子, 安田のぞみ, 中川梨絵, 山谷初男, 小水一男, 秋山ミチヲ, 大和屋竺, 港雄一
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