パトリス･ルコント『ぼくの大切なともだち』
あら、ずいぶん、お久しぶりです、ルコント。あ、いや、ボクが観るのがね。あ、そいや、『快楽通り』も半年ほど前に観たはずだけど、きれに忘れてる^_^; だから、しっかりれびゅにしましょ～よ＞自分 いえね、ビノシュが出ていた『サン･ピエールの生命』がイマイチで、もうルコントはいいかと、しばし観てなかったのです。
ルコントは、当然、いまのフランス映画を代表する監督なのですが、フランス映画だからって、そない眉間に皺よせなあかんほど難解でもなくて、う～～ん、どうなんでしょ、この10年というか、ここしばらくは、ゴダールに代表されるような難しくてごめんなさいフランス映画にぶちあたってませんね。そうゆう潮流なんでしょうか。もはや21世紀ですしね。
さて、フランソワ(オートゥイユ)自身の誕生日パーティーで「(誰それの)葬式には７人しか来てなくて、友だちがいないんだね」と言ったところ「キミの葬式は誰も来ないよ」と返される。「そりゃないよ」って、「じゃあ、あんたの友だちって誰なんだ」という、友だち、友情ていったい何なのだ？というドラマになってくわけです。ボクの仲の良い連中と、お互い、葬式じゃなくてお通夜には必ずと約束してるのですが「●っさん、可哀想やなぁ、誰のお通夜にも行かれへんで（なぜなら一番先だから）」とか、逆に「■■は誰も来てくれへんで、ひとり最後になってさみしいやろなぁ」などと、はい、つまらないことで、すいません。
話、戻しますが、じゃ、今月中に友だち連れて来ようと賭けをするわけですね。ところが、友だちだと思っていたのが、単にビジネス上のつきあいでしかないとか、あ、ネタばらしまくってますか、やめときます。自分で、観なさい。上にも書いたように、小難しいこともないし、ハリウッドのような絵に描いたような大団円ってわけでもないし、そこはそれ、フランスの小品という感じですね。
ネタばらしついでに、オートゥイユの相方になるタクシー運転手ブリュノ(ダニー･ブーン)は、嫁さんが自分の親友と駆け落ちしてしまったという設定になってるのですが、これってエリック･クラプトンとジョージ･ハリスンじゃないですか^_^; で、このブリュノがクイズマニアで、クイズミリオネアに出場。あ、みのもんたが出てくるのじゃなくって、ミリオネアって元々はイギリスで、それがフランスや日本に移出されたみたいです。
監督 パトリス･ルコント
製作 オリヴィエ･デルボス / マルク･ミソニエ
脚本 パトリス･ルコント / ジェローム･トネール
音楽 グザヴィエ･ドゥメルリアック
出演 ダニエル･オートゥイユ / ダニー･ブーン / ジュリー･ガイエ / ジュリー･デュラン / ジャック･マトゥー
